悪について誰もが知るべき10の事実

  • 講談社 (2019年9月12日発売)
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ニーチェ「善悪の彼岸」のアフォリズムが各章に掲げられているように、世間的に悪といわれているものが本当に悪なのか? ということに心理学の面から豊富なエビデンスをもとに分析。悪といわれるものが人には一般的に備わっているものであったり、アブノーマルとされていることがヒトとして普通であったり、「悪人」と非悪人の境界線は実は無いということだったり……。
これらの話、文学とか哲学とか文系の話としては実は珍しくはない。この本の価値あるところはそれを科学の側面から根拠と具体例を示して一般読者に分かりやすく詳解しているところ。今はひと昔前のただ自説を開陳するだけでは説得力を感じない(日本の著名な某脳科学者はまさにこれ)。
この本のようなエビデンスをもとに精彩な読み物にしてる本は圧倒的に翻訳物が多いように思う。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 心理・精神医学・脳科学
感想投稿日 : 2019年12月4日
読了日 : 2019年12月4日
本棚登録日 : 2019年11月25日

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