通貨の基本は人本位制=人々の信用が大事。
歌舞伎「恋飛脚大和往来」封印切の場面。
1936年三国通貨同盟=24時間金本位制=アメリカだけが金交換に応じる。プレトンウッズ体制と同じ。
国際金本位制の時代は、自由な金融政策を放棄した。
ヨーロッパのERMは東西ドイツ統一で変化せざるを得なくなった。
日本の2017年の改正資金決済法で仮装通貨が通貨になった。
三菱UFJのMUFGコイン。送金可能な電子マネー。
ICO=新規仮装通貨公開。IPOのようなもの。
「水滸伝」
バンコールは金に裏付けされたが金への交換はできない。一定量のバンコールを配って国際決済に使う。2国間の帳尻は問わない。赤字国も黒字国も同様に罰せられる。
人民元の国際化は休止中。通貨としての足の長さと希少性のせめぎあい。人民元は自由な資本移動を犠牲にして為替の安定と金融政策の自由を確保している。
グローバル時代はどんぐりの背比べ。抜きんでることはできない。
SDRは通貨ではない。バスケットで決まる。通貨に交換できる。IMFが配分する。配布以上の分には金利がつく。
リーマンショックのときに配分が行われた。SDRのありがたみが分かったはず。
通貨の流動性ジレンマ=共通通貨は流動性を確保しなければならないが、配りすぎると価値が下がる。SDRが流動性確保の役目を果たすはずだったが、ドルがその役目を担った。
リーマンショックの元は、円の低金利によるキャリートレード。量的緩和が元。
円は隠れ基軸通貨=何かとグローバル社会をかく乱する。
- 感想投稿日 : 2019年6月28日
- 読了日 : 2019年6月28日
- 本棚登録日 : 2019年6月28日
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