ご恩、お売りします。 恩屋のつれづれ商売日誌 (富士見L文庫)

著者 :
  • KADOKAWA/富士見書房
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本棚登録 : 91
感想 : 11
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  • Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784040703985

作品紹介・あらすじ

どんな願いも叶えてくれるという都市伝説「恩屋」。「じつは幽霊」「ヤクザからも恐れられている」など、真偽不明の噂は絶えない。その店主・恩屋幸太郎を訪ね、今日も事務所に困った事情を抱えた人が訪れる――。

感想・レビュー・書評

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  • 予想とはかなり違うかんじだった。とてもやるせなくせつない。

  • おもしろかったです。記憶屋と似てるかも。忘れられるのって悲しいな。大事な人に忘れられるのってすっごく悲しいと思う。翔子がもしかしてって思ったけど。今でも若いのに若い頃やんちゃだったという恩屋さんがどんな風にやんちゃだったのか気になる。

  • 依頼を受けて恩を売る。報酬はなく、恩を忘れないことだけを要求するなんていろいろ気になる設定。自分の記憶が持続しない人の話はあるけど、本作のパターンは悲しい。恩屋の過去が明かされてないのでシリーズ化希望。

  • 売った恩を一生忘れない事、が契約内容の『恩屋』は
    着流し姿の青年が商う店。

    連続短編、と言っていいのでしょうか?
    最後の最後まで、某事件がちらほら。
    最初に出てきたから、あれか、と分かりやすいから?
    時系統が何となく分かります。

    一体何のために、お金も取らずに恩を売っているのか。
    最後の方には分かってきますが、それまでは
    ヒントが貰える程度。
    そこから考え付くには、相手の立場になってから?w
    どうしてヤクザ相手に都市伝説が出来上がるのか、も
    一応分かりましたし。

    もしかしたら、どれだけ心を強く持てるか、でしょうか?

  • 読んでて気持い本。続編が出るならぜひ読みたい。

  • ラノベ新人賞の作品と言うことで、分類をライトノベルにしましたが、読み応えのある作品でした。
    どんな願いも叶えてくれる恩屋さんの見返りは願いを叶えてくれたという恩を忘れないこと
    実にシンプルなルールの不思議なお話
    オムニバスを重ねながら、徐々に明らかになる恩屋という商売の秘密
    訪ねてくるお客様に売った恩が、それぞれに絡み合う。
    ハラハラドキドキしながら、更に切ない。
    あ、朝倉という名前に覚えのある戦国時代ファンの方は、後書きだけでも是非!
    是非、次回作は宗滴主人公で!

  • 是非続きが読みたい作品です。そのときは、ふたりに幸せになってほしいな…。

  • 恩屋さんが優しくて、その優しさに救われます。
    とても切ない設定なので、恩屋さんに幸せになって欲しいと願わずにいられない。

  • 最後は少し進展して良かったけど、悲しい話だと思った。
    彼の性質はとても悲しいもので、だけどそれに奮闘する様子や様々な人と関わることで色々な人が変わっていく様子は面白かったです。

  • ラノベの賞をとった作品の改稿デビュー作なのですね。斬新な設定で各短編の繋がりも良く出来ていて面白かったです。扱っている事件があまり穏やかではないので意外でした。主人公・恩屋の不思議な体質?能力?の先行きが恩屋を続けながらどうなっていくのか、決着が付いていないのと、恩屋の過去がおぼろげにしか分かっていないので、これからが楽しみでもあります。ただ、彼はどうやって収入を得ているのでしょう。

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