【あらすじ】
百円玉の呪いについて侑子(ゆうこ)さんと同じように説明できた四月一日(ワタヌキ)。なぜ自分が説明できたのかもわからず、混濁する意識の中で侑子さんと話していると、侑子さんから「自分の行く末を選び続けなければならない」と言われる。しかし四月一日は自分が何を選択したのかわからぬまま意識を失ってしまう。ベッドで目を覚まし、四月一日が混乱状態でいると、突然電話が鳴り始めた。四月一日の周りで、一体何が起こっているのか?
【感想】
この巻の最後のシーンで、このホリック 戻 1、2巻での話が、侑子さんがお店に戻ってきた訳ではなかったことを知ってすごくショックを受けた。四月一日は読んでいたわたし以上にショックだったと思うけど、でも、それが幻で短い時間だったとしても、侑子さんと過ごした時間はきっと楽しくて濃密な時間だったんじゃないかなと思った。どうしてこんなことが起こったのかなと不思議に思った。なぜ、侑子さんは束の間、四月一日の前に現れ、四月一日や百目鬼と過ごしたのだろう。何かを伝え、訴えるためだったのだろうか。そしてやはり気になるのが、今、本物の侑子さんはどこで何をしているのかということ。侑子さんは本当にお店に戻ってきてくれるのか。また、四月一日の前に現れてくれるのか。わたしは二人の再会を待ちわびている。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2017年8月3日
- 読了日 : 2017年8月5日
- 本棚登録日 : 2017年8月3日
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