イン ザ・ミソスープ (幻冬舎文庫)

3.41
  • (149)
  • (282)
  • (570)
  • (71)
  • (29)
本棚登録 : 2557
レビュー : 232
著者 :
ayachansさん  未設定  読み終わった 

初めは、表紙がすごく不気味でなかなか読み始められなかった。

怖いけど気になるような、ホラー的間隔で読み始めたんだけど、あっという間に世界に引きずり込まれてしまった。

主人公は外国人向けの風俗系ガイドのケンジ。
そこにアメリカ人のフランクが依頼してきた、、が、フランクがあまりにも不気味すぎてケンジは嫌な予感を感じる。最近起きた女子高生バラバラ殺人の犯人ではないか・・・など疑心暗鬼になるが、やはりそれは確信へと変わっていく。

一、二部はフランクが怖すぎる。
三部ではフランクが自分の生い立ちを語るんだけど、生れた時から殺人鬼みたい、人を殺すために生きてる、、みたいな事を言うんだよね。
こんなの到底許せないし、理解できないけど、こういう人間もいるんだという認識はした。しょうがないというよりは、なんだかフランクの事が哀れに思えた。

「この外人に意思を伝えなくてはならない、と思った。何か言うのと伝えるというのは違うのだと初めて分かった。」
とケンジが思うシーンがある。
他のやつはフランクに殺されようとしているのにへらへらしていた。フランクがケンジを殺さなかったのは、はっきり「NO」と意思表示したからだと思う。

私は、負けたくないし殺されたくない!
誰かに合わせて皆とぬくぬく生きていくのは楽だ。
でも、自分の考えをしっかり持って生きていけたらどれだけ強いだろうと思った。ケンジみたいに。

レビュー投稿日
2012年6月27日
読了日
2012年6月27日
本棚登録日
2012年6月25日
0
ツイートする
このエントリーをはてなブックマークに追加

『イン ザ・ミソスープ (幻冬舎文庫)』のレビューをもっとみる

『イン ザ・ミソスープ (幻冬舎文庫)』のレビューへのコメント

まだコメントはありません。

コメントをする場合は、ログインしてください。
ツイートする