ネロが皇帝の座について暴虐の限りを尽くしていた古代ローマを舞台にした小説。恋愛とキリスト教徒への迫害を軸に、最後まであっという間に読ませる。素晴らしいエンターテイメントであると同時に、深い信仰の物語である。訳も秀逸で、翻訳された小説であることを忘れるほど。ラーゲルクヴィストというノーベル賞作家の作品が、この作品以外邦訳されていないことが残念。
(2015.4)
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
ヨーロッパ文学
- 感想投稿日 : 2015年4月13日
- 読了日 : 2015年4月13日
- 本棚登録日 : 2015年3月31日
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