大人の童話。世にも奇妙な物語。
読んだ後ぱっと浮かんだキーワードだ。あの世とこの世の境界線が曖昧になり、現実感のある夢の中に身を潜めている感覚。霧の中を歩いているのに、耳元で誰かの声がするような。でも、決して怖いばかりではなく、心の芯はじんわり暖かくなるような、摩訶不思議な世界観だった。
猫はほとんどの物語に登場する。
語りだしたらきりがない猫のかわいさではなく、少しミステリアスな雰囲気が物語のアクセントになっている。その様子はまるで、あの世とこの世を行き来しているかのよう。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
現代文学
- 感想投稿日 : 2016年4月22日
- 読了日 : 2016年4月22日
- 本棚登録日 : 2016年4月22日
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