夢を売る男

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本棚登録 : 3057
レビュー : 525
著者 :
HNGSKさん 百田尚樹   読み終わった 

 うわあああ。面白いです。これは、傑作です。私たちのような本読みに、ばっちりと当て嵌まるシチュエーション。
 なんども、「え、それ、私のことじゃん・・・」って思ってしまいました。


 敏腕編集者、牛河原の働く丸栄社が売り出す商品「ジョイント・プレス」
 それは、ほんの出版を夢見る作家と丸栄社が費用を折半して本を出版するというもの。
 作家が出す費用は150万から200万。決して安い金額ではない。それでも、牛河原はあの手この手で客を掴み取っていく。いやあ、見事でした。
 
  「素晴らしい作品です。これが世に出ないなんてもったいない!!」なんて、いっておいて、裏では、
 「こんなクズ作品売れる訳ねーだろ」って思っているわけですけれど。

 でも、私も150万円で自分の本が出せるんなら、絶対払います。

 現代の日本の出版業界の裏常識に、これでもかこれでもかと切り込んでいて、たしかに帯に書いてあるように、「作家志望者は読んではいけない」作品かもしれないなあと思いました。
 けれど、本読みの私たちなら、必ず「あるあるー」とうなづいてしまう作品だと思いました。

レビュー投稿日
2013年5月21日
読了日
2013年5月9日
本棚登録日
2013年5月21日
22
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