心の底から誰かのことを想うときが、
祈るときなんだと思った。
自分のことではなく、誰かのことを。
とっても不思議だけど、町も神様もどこかに存在するかもしれないと思わせる「サイガサマのウィッカーマン」
読み進める中で登場人物の繋がりやサイガサマのことが分かってゆく気持ちよさ、ラストの清々しさ。
少年が町の大人と出会い変化していく様にニコニコしました。
地震が多いこの国で生きていくことに対して
そっと心が軽くなるメッセージをくれるような
「バイアブランカの地層と少女」
【あなたが不安と共存しながらも幸せに過ごせることを願っています。】という手紙の一文を、
作者から読者へのメッセージだと受け取りました。
どちらの作品も主人公を取り巻く環境は大きく変わってはないんだけど確実に成長して少し前に進んでいるラスト。とっても気持ちいい読後感です。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2024年6月14日
- 読了日 : 2024年6月14日
- 本棚登録日 : 2024年6月13日
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