このワガママな僕たちを (角川文庫 き 9-8)

著者 :
  • KADOKAWA (1988年12月1日発売)
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本棚登録 : 371
感想 : 28
4

銀色さんの詩はその時々の恋の状態でココロにひっかかる部分が
違ってきて、同じ本でも読む時が違えば違った印象にすら
見えてくるのもおもしろくて大好き。

ツライ恋をしていた時、辛さが小さな棘になったような
そんなキモチで読んだこともあったけど、
見えない思いを信じられる今は、銀色さんの
青が優しく仄かなあたたかい空気に感じられたり。

この本の中にある、黒の中に染み出すような青も
霧の中でグリーンと溶け込むような青も
薄氷のようなシャラシャラと音をたてそうな青も
すべての青の景色がすごくすごく大好きな本。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ■ 銀色夏生
感想投稿日 : 2013年3月19日
読了日 : 2013年3月19日
本棚登録日 : 2013年3月19日

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