にじいろガーデン

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本棚登録 : 1025
レビュー : 147
著者 :
aya**さん 小川 糸   読み終わった 

小川さんの本は大衆向けだなっていつも思う。例え今回のようにレズビアンをテーマに入れたとしても。面白い面白くないで聞かれたら面白い。けれど好きか嫌いかって言われたら好きではない、になる、個人の見解ですが。綺麗すぎて好きじゃない。安定しすぎてて好きじゃない。人の死を絡めすぎてて好きじゃない、のだ。
夫と別居中の主婦高橋泉と近所でも評判のいい医者の高校生の娘島原千代子があるとき出会い恋に落ち、駆け落ちをする。千代子のお腹には泉と出会う前にヤケクソになって男と関係を持った際に宿った子供がいた。駆け落ちをしてマチュピチュ村のボロ家に越し、高橋と島原を合わせてタカシマヤ家を結成する。家の外にはレインボーフラッグわ掲げ、同性愛への偏見と戦いながらタカシマ家の結束は強くなり、マチュピチュ村の中でも次第に打ち解けていく。
はじめは泉目線の章、次は千代子、次が泉の息子の草介、そして最後は千代子の産んだ娘の宝。
駆け落ちをし、ゲストハウスをつくり、ハワイで結婚式とハネムーン、そして千代子の病気に草介の恋心と生と死。
これが幸福な物語なのかはたまた不幸な物語なのかはわからない。けれどおそらくこれは幸福な物語であって、癌とか交通事故とか、血の繋がりのない特殊な家族とかそういったスパイスを散りばめながらも、これは正真正銘の幸福な、未来ある家族小説として描ききっている。
泣けるのかもしれない。けれど、わたしはやはり好きではないなって、読後しばらくたったあとも思うのです。こういう、よくある感じのドラマっぽい話、好きじゃないなと。

レビュー投稿日
2014年10月30日
読了日
2014年10月30日
本棚登録日
2014年8月15日
3
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