よだかの星 (日本の童話名作選)

4.13
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本棚登録 : 502
レビュー : 64
著者 :
制作 : 中村 道雄 
ayumi-anriさん  未設定  読み終わった 

「猫の事務所」に引き続いて読了。
「猫の事務所」の主人公と同様に、仲間内から蔑まれていて、それでも心優しいよだかの姿に胸を打たれました。
よだかは現実から逃げ出すのではなく、自分自身によって負の連鎖を断ち切るために、遠くへと飛んでいきやがて星になったのだと、個人的に思いました。
よだかは救われたのか、と考えてしまいますが、明確な答えは出ません。ただ、何度読んでも悲しい気持ちになります。
考えさせられる物語であり、読む人によって解釈が違ってくる内容だと思います。

組み木絵による描写がとても美しいです。

---あらすじ---
心優しいよだかは外見が醜いために、他の鳥から蔑まれている。それでもなんとか行きてきたよだかがある日餌となる羽虫を食べたとき、つらい気持ちになった。羽虫はよだかによって命を奪われ、そのよだかはもうじき鷹に殺される、このことがよだかにとってはつらいことだった。つらさから、よだかは遠くへ遠くへと飛んでいくことを決める。そして星に「どうか私をあなたの所へ連れてって下さい。灼けて死んでもかまいません。」と叫ぶもことごとく断られ、それでも飛び続けたよだかはついに自分が飛んでいるのか落ちているのかも分からなくなる。体がぼろぼろになりながらも、それとは裏腹によだかの心は安らかに感じていた。そしてついによだかは星になった。
---

レビュー投稿日
2012年12月13日
読了日
2012年12月13日
本棚登録日
2012年12月13日
3
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