5巻から続けて読了。
ついに最終巻だったので、これも一気に読んでしまいました。
スーシン影役人の正体がついに暴かれ、タルとミラも城で再会を果たしてベイルを守る戦いに決着を着ける...最終巻ということもあり、最初から最後までドキドキしながら読み進めました。
登場する人物たちもかなり限られてきて、個人的にはこの中にまだ裏切り者がいるのではないか...と思いながら読み進めていました。杞憂に終わりましたが(^^;
途中、スピリシャドウの束縛を解くシーンでの、エビット大おじさんと相棒のたてがみネコとの別れは切なくなりました。
自由民のクロウも、始めは私もタル同様疑ってあまり好感は持てなかったのですが、最終巻での考えの変化や、クライマックスでの行動には胸が打たれ、好きになりました。
...と言いつつ、ラストは少々物足りない感じでした。戦いは勢いがあって良かったのですが、ちょっとあっけなく感じました。また、終わり方もまとめ過ぎかな、と思いました。
巻全体としてはとても面白く、特にこの物語は「偏見」や「価値観」といった物事の捉え方について考えさせてくれる、良い内容でした。
ハードカバーがちゃんと階級の色に合わせて分けられているさり気ない拘りもとても良かったです。(なので7巻でまとめて欲しかったな...
過去の戦を番外編で出して欲しい気もします。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2013年3月11日
- 読了日 : 2013年3月11日
- 本棚登録日 : 2013年3月11日
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