アンシンク UNThink 眠れる創造力を生かす、考えない働き方

  • 講談社 (2014年3月14日発売)
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本棚登録 : 97
感想 : 10
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まず著者Eric Wahlのキャリアパスがおもしろい。
20代はエリート会社員として社会的に成功と言える地位と収入を得たが、生きる実感を得るためにハイリスクな株を始める。しかし30歳になる頃に大損をし、精神を病む。
そのリハビリの一貫で絵を書き始め、ハマってしまう。絵画を仕事にしたいと思うに至る。
彼のすごいところは、ただ絵で生計をたてようと考えるのではなく、絵画を媒介してプレゼンテーションをし、創造性やキャリアといったテーマで企業向けの講演にパッケージングしてしまうことである。
彼はアーティストを名乗るが、作品は絵ではなく、プレゼンテーションであり、主張やコンセプトである。

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自分が自分らしく輝けるものを見出し追求すべきだと読者に訴えかける。
しかし、企業人にも向けられて書かれてはいるだろうが、苦しみに耐え社会に自らを適応させ財産を積み上げてきた企業人にとって、ここでいう「アーティスト」としてリスクをとることは難しいだろう。
個人的には本書は、デザイナー、エンジニア、研究者など、制作に携わる者の方がしっくりくると思う。
例えば以下のような記述などはとくに。
・自身の「作品」をプロトタイプとしてスピーディに世に出す
・個人の思いをアイディアやモティベーションの源泉とする

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2014年10月14日
読了日 : 2014年10月13日
本棚登録日 : 2014年8月17日

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