AI白書 企業を変えるAI世界と日本の選択 (2019)

  • 角川アスキー総合研究所 (2018年12月11日発売)
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感想 : 8
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分厚いのでどんなものかと物怖じしたが、同じ内容の繰り返しが多く、書籍としてはややまとまっていない印象。網羅性という点ではもちろん素晴らしく、広く薄く参考になった。
メモ:
・AIの関係企業は、ユーザー側と開発側の2つに分かれる。ユーザーは拘りすぎて自前主義に陥らないよう注意。
・人間の得意なことはビジネスにならない(二足歩行など)。人間の苦手なこと(単純作業の繰り返しなど)をアウトソースするべき。
・自社で開発すべき領域とは、自社独自のデータが取れる領域。それが出来れば大きな武器になる。
・製造業では、センサーデータは現状収集に至っておらず、点検日誌などの文章情報まで、という企業が最も多い。
・企業のAI活用が進まないのは、ドメイン知識とAI知識を併せ持つ社員がいないから。企業内でAIを学ぶ者は、AIを活用する領域を判断する責務がある。
・メルカリなど、AIサービスを開発したが数か月で廃止したというケースもある。トライアンドエラーが必要。
・何をオープンデータとし、何をクローズドデータとするか、の政策的方針が求められる。企業においても、何もかもオープンにすべきではなく、強みは囲い込む戦略が必要。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 仕事
感想投稿日 : 2019年5月2日
読了日 : 2019年5月2日
本棚登録日 : 2019年5月2日

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