東福門院和子の涙 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社 (1996年9月12日発売)
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本棚登録 : 238
感想 : 38
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 「篤姫」を読んで俄然面白くなってきた江戸時代。幕末を生きた篤姫に対し、徳川幕府が開かれた頃は・・と選んだのが、この本。二代秀忠と江の間に生まれ、天皇家へと嫁いだ娘 和子の一生を、おつきの女性からの視点で語るというもの。
 当時の文化、風習がよくわかり、読み応えがありました。自分の思いとは別のところで決められた定め。それに身を任せることしかできなかった時代。それでも、凛として歩んでいった和子のことを思うと、小さなことでイライラしてたらいかんぜよ!と思うのです。やっぱり好きだな~この時代。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2012年12月14日
読了日 : -
本棚登録日 : 2012年12月14日

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