死神の精度 (文春文庫)

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本棚登録 : 32143
レビュー : 2909
著者 :
azzurro20さん 伊坂幸太郎   読み終わった 

6年ぶりの再読。
いま、はげしく後悔している。
当時流し読みで全然物語を味わうことをしていなかった為、
読後の印象も何も残っていなかった。
再読してみると、
伊坂作品の魅力が満ち満ちていて
なぜ初読時、ちゃんと読まなかったのか!
と、悔やまずにはいられない。
全ての人間に平等にもたらされるたった二つのもの。
生と死。
それは何も特別なことじゃない、
けれど大切なことだ、
そう再認識させられる。

千葉と春の会話のシーン、
まさにグラフィティアートを書いているその時であることに、
秘められた春の思いと決意に
ハッとする。

死神対老女
しんみりせずに泣かされる。
分かっていても目頭が熱くなるのは
さすがだ。

ずっと暗かった空が晴れた。
それだけで読み手の心にも光明が差す。
音楽以外には無感動のはずの千葉の心をも動かす力が青空と太陽にはあるんだな。

レビュー投稿日
2014年8月18日
読了日
2014年8月18日
本棚登録日
2014年8月17日
5
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