仏果を得ず (双葉文庫)

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本棚登録 : 3935
レビュー : 502
著者 :
sophyさん 文学・スタイル   読み終わった 

引き込まれたぁ

すごいねぇ
「すまし顔の仏果なんぞ要るものか、俺は生きて生きて生き抜いて、鬼になっても生きぬいて我が意を通してやるぅぅぅ」って、ギトギトの執念を描いているのになんかしっかり現代的でサラッとしてる。

義太夫の人情の難しいところを健の恋の道ゆきになぞらえて解説してくれるなんて、なんとまぁ心憎い。

巧いなぁ。読んでよかった。


-追記-
芸能などの“表現者”にはその技を極めるために「この技を得るためには、その心境に到達するためなら死んでもいい」という肉体を通り越す程の精神性の高まりがあるようだけれど、そもそも“表現”は肉体でおこなうものだから、「死んでもいい」と思うと同時に「死んだら何にもならん!」と、肉体への執着も人一倍持っているんだろうなぁ
だから「仏果を得ず」なんだな

レビュー投稿日
2012年7月12日
読了日
2012年7月11日
本棚登録日
2012年7月12日
2
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『仏果を得ず (双葉文庫)』のレビューへのコメント

猫丸(nyancomaru)さん (2012年8月30日)

「巧いなぁ。読んでよかった」
読むのが愉しみ~
「あやつられ文楽鑑賞」を読んで、早くこの作品を読みたくなっているんです。

sophyさん (2012年9月1日)

nyancomaruさんへ
特に力が入っちゃったレビューに「いいね!」をつけていただいて
とってもうれしいし、張り合いがでました。
ありがとうございます(*^o^*)

猫丸(nyancomaru)さん (2012年9月7日)

「張り合いがでました」
他のも拝見させて貰いますね!

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