少女地獄 (角川文庫)

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本棚登録 : 4370
レビュー : 400
著者 :
黒井ペン太さん  未設定  読み終わった 

タイトルからして、毒々しくて艶かしい。夢野久作作品、初挑戦。

少女地獄の中でも、人気が高い「何んでも無い」がやっぱり良かったー。病的なまでに嘘を吐いて生きる娘。最初は読んでて腹が立ったけど、よく考えたら寂しい人だし、憎み切れなくなる。あっ、しまった!私、同情してる!(同情させられてる…?)
こんな巧く嘘が言える人は中々いないんじゃないかな。しかも名演技!
す、すごい…。
どうしようもない嘘つきだとバレると追い出されて、結局は一人ぼっちになる。彼女の嘘に悪意が感じられない。ただ生きようとすると、なぜかこうなっている…これはどうしようもないことで、彼女は可哀相な人だと思ってる私がいる。いやでも、実際こんな人が近くにいたら嫌だなぁ。
ユリ子は、彼女は生きてると思う。

火星の女は最後がいい。復讐心に満ちた女が、その運動神経抜群な体を吊るしたり、飛んだり、走ったり。あれ、これアクション小説?ってなるスピード感。

レビュー投稿日
2013年3月10日
読了日
2013年3月10日
本棚登録日
2013年3月10日
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