スペードの女王・ベールキン物語 (岩波文庫)

  • 岩波書店 (2005年4月15日発売)
3.66
  • (32)
  • (55)
  • (80)
  • (5)
  • (0)
本棚登録 : 596
感想 : 49
5

かつて私は『カラマーゾフの兄弟』の「スネギリョフがもらった金を踏みつける有名なシーン」を初めて読んだ時、「なんでドストエフスキーはこんなことを思いつけるのだろう!なんて化け物なんだ!」と学生ながらに感動したものでした。 ですがそのシーンに似たシーンがまさに、この作品にあったのです。若い頃から暗記するまでに読みふけっていたプーシキンからこういう風にドストエフスキーはインスピレーションを受けていたのです。これは衝撃でした。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2024年8月15日
読了日 : -
本棚登録日 : 2024年8月15日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする