ビオレタ (ポプラ文庫)

  • ポプラ社 (2017年4月5日発売)
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本棚登録 : 2322
感想 : 157
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寺地はるなさんを最近知って、立て続けに読んでます。
あー、、、ってなるフレーズが散りばめられているのがいいなと思う作家さんです。

「とりあえず田中さんは、相手の返答をいちいち予想するその鬱陶しい癖を直したら良いと思うのよ」
こう言ったらこういう返事が来るに違いない、だから言うのはやめとこう、なんて先回りして黙り込んでいたらねえ、なにも伝わらないよ

親は大切に。みんな言う。みんな、みんな、みんな同じことを言う。わかってることをみんなから言われるのはしんどい。正論はしんどい。

あー、、、ってなります。
そうだよねーって。
反省でもあり、共感でもある。

自分は誰からも必要とされてない、って思っていても、気づいてないだけで案外愛されているかもよ?案外周りの人は話せばわかってくれるかもよ?と、思わせてくれる小説でした。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2020年3月20日
読了日 : 2020年3月20日
本棚登録日 : 2020年3月16日

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