とにかく本作が私のSNSのオススメに出てくるので、すぐ買って読むことにしました。本作を読んでいる間、物語の展開にずっと心を鷲掴みにされてるような感覚で、とても引き込まれた作品でした。シンプルに面白かったです。
本作の主人公は救急救命医。ある日、その救命医のもとに自分と顔が瓜二つな水死体が運ばれてくる。その水死体と自分の関係性に興味をもった主人公は自分の出生を友人である医師とともに辿ることになる。その中で、自身の出生に違和感を感じていくというストーリー。
自分のそっくりさんが出てきて、物語が展開されるというお話はまぁ小説らしいなって思いながら、読み始めたのですが、医療知識の補足もあって設定に現実味を持たせているのがとても良かった点かなと思います。
また鮎川賞の選考員の方のコメントにもあるように、ストーリーテリング力が凄くて、とにかく読者の心を掴むのが上手い筆致だなと感じました。本作もたぶん、本屋大賞候補になるのかなと個人的には思います。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2024年10月13日
- 読了日 : 2024年10月13日
- 本棚登録日 : 2024年10月13日
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