アルケミスト 夢を旅した少年 (角川文庫)

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羽さん  未設定  読み終わった 

☆☆☆☆ 5年前に読んだ時は主人公の冒険譚として読んだ。この5年の間に大学生から社会人になり、自分の人生について考えることも増え、前兆や自分の可能性や夢の実現について自分の経験を重ねながら再読した。主人公の少年のように、自分の心に耳を澄ませ、感じたことを素直に人に話し、最終目的地に導いてくれる人と出会うことが、わたしもできているだろうか。自分の夢を夢みることで終わらせず実現させる。叶えたい夢がある人を後押しをしてくれる本だった。

p16
少年は太陽の位置をもう一度たしかめながら、夢が実現する可能性があるからこそ、人生はおもしろいのだ、と思った。

p21
神学校にいた時そうであったように、同じ友人といつも一緒にいると、友人が自分の人生の一部となってしまう。すると、友人は彼を変えたいと思い始める。そして、彼が自分たちの望み通りの人間にならないと、怒りだすのだ。誰もみな、他人がどのような人生を送るべきか、明確な考えを持っているのに、自分の人生については、何も考えを持っていないようだった。

p24
「それはこうじゃ、人は人生のある時点で、自分に起こってくることを、コントロールできなくなり、宿命によって人生を支配されてしまうということだ。それが世界最大のうそじゃよ」

p28
まだ若い頃は、すべてがはっきりしていて、すべてが可能だ。夢を見ることも、自分の人生に起こってほしいすべてのことにあこがれることも、恐れない。ところが、時がたつうちに、不思議な力が、自分の運命を実現することは不可能だと、彼らに思い込ませ始めるのだ

その力は否定的なもののように見えるが、実際は、運命をどのように実現すべきかおまえに示してくれる。そしておまえの魂と意志を準備させる。この地上には一つの偉大な真実があるからだ。つまり、おまえが誰であろうと、何をしていようと、おまえが何かを本当にやりたいと思う時は、その望みは宇宙の魂から生まれたからなのだ。

p29
おまえが何かを望む時には、宇宙全体が協力して、それを実現するために助けてくれるのだよ

p30
「結局、人は自分の運命より、他人が羊飼いやパン屋をどう思うかという方が、もっと大切になってしまうのだ」

p35
少年は風の自由さをうらやましく思った。そして自分も同じ自由を手に入れることができるはずだと思った。自分をしばっているのは自分だけだった。

p49
「僕は他の人と同じなんだ。本当に起こっていることではなく、自分が見たいように世の中を見ていたのだ」

p64
幸運が自分の側にある時は、それを利用しなくてはいけません。そして、それが私たちを助けてくれるうちに、できるだけのことをしなくてはなりません。

p67
「おまえは常に、自分が何を欲しているか知らなくてはならない」

p88
少年は、直感とは、魂が急に宇宙の生命の流れに侵入することだと理解し始めた。そこでは、すべての人の歴史がつながっていて、すべてのことがわかってしまう。そこにすべてが書かれているからだ。

p93
君が何かを全身全霊で欲した時、君はその『大いなる魂』と最も近い場所にいる。それはいつも、前向きな力として働くのだ

p99
「人は誰でも、その人その人の学び方がある」と少年は独り言を言った。「彼のやり方は僕とは同じではなく、僕のやり方は、彼のやり方と同じではない。(後略)」

p101
もし常に今に心を集中していれば、幸せになれます。

p118
恋をしていると、ものごとはもっと意味を持ってくるものだ、と彼は思った。

p122
もしおまえが、現在によく注意していれば、おまえは現在をもっと良くすることができる。そして、おまえが現在を良くしさえすれば、将来起こってくることも良くなるのだ。未来のことなど忘れてしまいなさい。

p136
「人が本当に何かを望む時、全宇宙が協力して、夢を実現するのを助けるのだ」

p149
「彼らは自分たちの運命の宝物だけを求めていて、実際に運命を生きたいとは思っていないのだ」

p154
「時々私は不満を言うけれど」と心は言った。「私は人の心ですからね。人の心とはそうしたものです。人は、自分の一番大切な夢を追求するのがこわいのです。自分はそれに値しないと感じているか、自分はそれを達成できないと感じているからです。永遠に去ってゆく恋人や、楽しいはずだったのにそうならなかった時のことや、見つかったかもしれないのに永久に砂に埋もれた宝物のことなどを考えただけで、人の心はこわくてたまりません。なぜなら、こうしたことが本当に起こると、非常に傷つくからです」

p168
「もし、自分の運命を生きてさえいれば、知る必要のあるすべてのことを、人は知っている。しかし、夢の実現を不可能にするものが、たった一つだけある。それは失敗するのではないかという恐れだ」

レビュー投稿日
2019年8月2日
読了日
2014年5月7日
本棚登録日
2014年5月7日
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