ねじまき鳥クロニクル〈第3部〉鳥刺し男編 (新潮文庫)

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本棚登録 : 12299
レビュー : 734
著者 :
羽さん  未設定  読み終わった 

特に印象に残ったのは、時が経つと自分の記憶が正しいかどうか証明できなくなるという主人公のこと。混乱する原因は、一つの問を提示して二つの異なる答を用意するからだと思う。ああだったかあるいはこうだったかというように。また、運命論とは言っていないが、こうなることは最初から決まっていたという諦めにも似た気持ちも頻繁に描かれていたと思う。吐き気を催すような戦時中の残虐なシーンの描写、ここではない別の世界、或いは夢の世界の話は結構引き込まれた。奇妙な話の連続だし、人の心は複雑だし、はまったら抜け出せなくなる作品だと思う。

レビュー投稿日
2016年5月26日
読了日
2016年5月26日
本棚登録日
2015年11月16日
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