「この物語は、時間の神が厳しく、時には優しく、ユーモアを持って時間の使い方を現代人に叩き込み、人生を大激変させる物語である。」(p9より)
ストーリー仕立ての解説本は余計な情報(登場人物の設定など)が付け加わるので、必要な情報だけを簡潔に説明してほしい自分としてはあまり好きではないのだが、本書は楽しく読むことができた。
随所に出てくる図式をもう少し直感的に分かるようにしてほしかったけれど、それ以外は特に不満なし。イラストも優しいタッチで好き。

2024年1月20日

読書状況 読み終わった [2024年1月20日]
カテゴリ Self-Help

様々な自己啓発本や投資の本、著者のこれ以前の著書の内容などをごった煮にしたような本。
タイトルには「人生設計」とあるが、時間管理やお金の話やネットワーク科学などなど、人生で頭を悩ませる各種の問題について幅広く扱っている。

覚えておきたい点:
・コスパやタイパのほかにリスクパフォーマンスも考慮すべき。同じリスクならより大きなリターンがあるほうが良い。
・マイホームの購入は高いレバレッジをかけて不動産に投資する信用取引である。マイホームを現金で購入すりょりREITに投資して配当を家賃に充てたほうがリスクを分散できる。

2023年12月16日

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読書状況 読み終わった [2023年12月16日]
カテゴリ Self-Help

英米の有名新聞に記事を書いてきたライターによる時間術の本。原題は "FOUR THOUSAND WEEKS"、平均的な人生の流さを週で表すとたったの4000週しかないことを示している。
現代は病的なほど生産性を追い求める時代になってしまっていることに改めて気付かされる。
最近、その日のToDoリストを全てクリアして時間ができたのに、あれほどやりたかった楽しみごとを何故かやる気になれない……という奇妙な状況が何度か発生したことがあったのだが、その理由についても本書のおかげで得心することができた。
最初読み始めた時は『タイムシフティング』と同じような内容だなと感じたが、そんな印象を遥かに上回る良書だった。現代人必読の書。

2023年2月10日

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読書状況 読み終わった [2023年2月10日]

ベストセラー作家による、人生を向上させるための思考の道具箱。
人生を必ず成功に導くとまでは言わないにしても、少なくともいくらか向上させるのに役立つ考え方を52項目に分けて説いている。これだけ数があれば、「これは使える」と思えるものが見つかるだろう。
出典は大きく3つ:心理学研究、ストア派の哲学、バリュー投資家の思考。

2022年11月19日

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読書状況 読み終わった [2022年11月19日]
カテゴリ Self-Help

何百人ものダークホース(型破りな成功をした人)たちにインタビューした科学的研究の成果をまとめた本。
産業化の時代から始まった標準化システムの矛盾を突くとともに今は個別化の時代が始まっていると説く。
これまで全く聞いたことのない考え方ではあったが「確かに」と納得できる内容だった。

■ダークホースの4つのルール
1. 自分が好きなことを掘り起こせ!
2. 自分に合った道を選択する
3. 独自の戦略を考え出す
4. 人生の目的地に到達するには目的地を探してはいけない

2022年4月6日

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読書状況 読み終わった [2022年4月6日]
カテゴリ Self-Help
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ベストセラー『エッセンシャル思考』の続編。ということで、レビューも何もチェックせずに即購入。
一般的に最初は効率化を図るものだがそもそもやることを一つに絞れ、というのがエッセンシャル思考だったと理解しているが、それでもまだ時間が足りないならどうするか。もっとエフォートレスに、楽にやるべきだと説く。でもそれって結局また効率化に戻っただけでは、とも感じる。
それはともかく本書も広範な調査に基づき啓発的な内容に仕上がっていて、何度も読み返す価値はありそうだ。

2022年1月30日

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読書状況 読み終わった [2022年1月30日]
カテゴリ Self-Help

なんだか凄いことが始まりそうな予感がする導入だったが、半分ほど読み進めても全然心に響いてこなかったため読むのを止めた。
米国ではベストセラーのシリーズらしいしamazonでの評価もそれなりに高いが、自分には合わなかった。いや、今の自分には必要ないと感じたからかもしれない。

読書状況 積読
カテゴリ Self-Help
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インド式成功法則の大家である著者による、世界的なベストセラーの翻訳。
成功するための思考パターンや態度を中心に教えてくれる。
小手先のテクニックではなく行動の指針となる原則を解説しているので、すぐに使えるというよりは何度も繰り返し読むべき本。

2021年10月3日

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読書状況 読み終わった [2021年10月3日]
カテゴリ Self-Help

有名なベストセラー。
改めて読んでみると、仕事というか人生を成功させるためのヒントが満載。といっても具体的にどうすればいいのかはなかなか難しいものがある。

2021年9月15日

読書状況 読み終わった [2021年9月15日]

大学教授などを歴任し、3大陸5か国を渡り歩いた経験を持つ著者による、人生を変えるための本。そのために必要な8つの視点を解説している。
書いてあることは正しくて概ね同意できるのだが……個人的には既知の内容が多く、新たに得られるものはあまりなかった。もっと若い頃に読みたかった……。

2021年8月21日

読書状況 読み終わった [2021年8月21日]
カテゴリ Self-Help
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有名なベストセラー。
短いし、メッセージとしてはシンプルなのだが大事なことを教えてくれる。
恐らく読み返す度に感じ方が違ったり新たな発見があったりする本だと思う。

2021年8月7日

読書状況 読み終わった [2021年8月7日]
カテゴリ Self-Help
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多くのベストセラーを執筆しているメンタリストによる時間術の本。
「こういう類の本はどれもだいたい似た内容なんだよな」と思いつつ読んでみたところ、良い意味で裏切られた。
本書では、まず時間不足が実際には錯覚であることに気付くよう促され、狂ってしまった時間感覚を正すための科学的なテクニックが多数紹介されている。どれもが心理学などの研究により科学的に効果が実証された方法らしいが、恥ずかしながら初めて知る手法ばかりだった。
構成や文章にも無駄がなく読みやすいと感じた。

2021年3月29日

読書状況 読み終わった [2021年3月29日]
カテゴリ ビジネス実用

作家、ポートフォリオワーカーである著者による、ポートフォリオワーカーのすすめ。
ポートフォリオワーカーとは「複数の仕事を同時並行してかけもちする人」のこと。
本書では、経済的自由と心の自由を得て「幸せなポートフォリオワーカー」になるための方法を著者の経験を交えて解説している。
考え方自体は、起業、転職、投資などの分野でよく言われていることと重なる部分もあるが、実例を読むと40代以降からでもポートフォリオワーカーを目指せると勇気づけられる思いだった。

2021年3月30日

読書状況 読み終わった [2021年3月30日]
カテゴリ ビジネス実用

ベストセラーの新版の文庫。
本書の言うカエルとは、最も難しく重要な(でもつい後回しにしてしまう)仕事のこと。そういう仕事にすぐ取りかかりなさいと勧めている。
全体を通して、特別画期的な内容は含まれていない。
個人的に評価できる点は、各章の扉ページに名言が載っていること、各章が短いのでどこからでも気楽に読めることくらい。

2021年3月26日

読書状況 読み終わった [2021年3月26日]

ベストセラー『話を聞かない男、地図が読めない女』の著者による、夢を叶えるための本。内容は最後の第15章「おさらい」や訳者あとがきなどを見ればだいたい分かる通り、「引き寄せの法則」を「RASの力」と言い換えた上で様々な方法を解説している。
元々「引き寄せの法則」を提唱した『思考は現実化する』を読んだ時はどうも自分に合わず挫折したが、本書は楽しく読むことができた。各章の方法論もほとんどはどこかで聞いた内容ばかりで特に目新しい画期的なものはない。しかし、文章としてよくまとまっていてやる気を鼓舞してくれるし、随所に挿入されている要点や名言もいい味を出している。下手な自己啓発本を何冊も揃えるくらいなら本書1冊に絞ったほうがいい。そう思える良書だった。

2020年12月19日

読書状況 読み終わった [2020年12月19日]
カテゴリ Self-Help
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先日読んだ『LIFE DESIGN』の類書だと思って借りてみたら、改題・文庫化して日本版序文を追加した本だった……。手元に置くなら(サイズ的にも)こちらかな。

読書状況 積読
カテゴリ Self-Help

『チーズはどこへ消えた?』の著者による物語。(なお、同著者の他の本は未読。)
人生には山も谷もあるけれど──それは避けられないけれど──それぞれの状況で何をなすべきかについて考えさせてくれる。
短いのですぐ読めるが、それぞれの言葉が深いから何度も読んで考えて当てはめる必要があるのだと思う。

2020年8月8日

読書状況 読み終わった [2020年8月8日]
カテゴリ 人文・思想

スタンフォード大学デザイン・プログラムの創設者たちによる、人生をデザインし直すための本。人生設計にデザイン思考を活用する、同大学の講義を本にまとめたもの。エクササイズがいくつも掲載されている。

2020年8月20日

読書状況 読み終わった [2020年8月20日]
カテゴリ Self-Help

ドイツでベストセラーになった本の日本語版。
人間の思考の誤りについての本。(その点では『予想どおりに不合理』と似ている) 分野としては認知心理学や行動経済学などに該当するようだ。
成功するためには失敗を避ける、幸福になるためには不幸を避ける——そのための指針になる、罠となる思考について52項目にわたって解説している。
先延ばし、カチッサー効果などは有名な話だと思うが、一方で初めて知ったことも意外と多かったので、その意味では有意義な本だった。

2020年8月6日

読書状況 読み終わった [2020年8月6日]
カテゴリ 心理学

立て続けに人生の悲劇に見舞われた心理療法士(サイコセラピスト)の著者が、自分のために作ったリストを基に書いたブログを書籍化したもの。メンタルの力を強くするために手放すべき悪い習慣を解説している。
最初の数章を読んでもピンとこなかったが、すごく自分に当てはまる内容の章にぶち当たったとき、この本は人によって読むべき章がそれぞれ異なるのではと気付いた。なので、各章の最初のほうにあるチェックリストを用いて、その章を読むかどうか決めればよいと思う。

覚えておきたい点:
・メンタルの力は、メンタルヘルス(心の健康)とイコールではない。身体の病気を抱えていても体力がある人がいるのと同様、心の病を抱えていてもメンタルを強く保つことはできる。

2020年6月20日

読書状況 読み終わった [2020年6月20日]

精神科医、作家である著者による、タイトル通りの本。
ミスの4大原因は、
・集中力の低下
・ワーキングメモリの低下
・脳疲労
・脳の老化
にあるとし、こうした根本原因を解決するための実践的な行動習慣を解説している。

科学的根拠に基づいている上、分かりやすくて実践しやすいのは良いのだけれど、普段からミスの少ない自分にとっては目新しい情報はあまりなかった。(既知の内容だったり、本や経験から知っていることだったり……。)

2019年10月3日

読書状況 読み終わった [2019年10月3日]
カテゴリ ビジネス実用

amazonのレビューにあるとおり、様々な方法論がごった煮で書かれている。この1冊ですむと考える人もいるだろうが、本当に学びたいなら原典に当たりたい。また、脚注や筆者の経験がやたらたくさんあるが、「その情報いる?」と首をかしげたくなる情報がほとんどに思えた。
最初は真面目に読み進めていたが、上記のような実態に気づき、大部分は読み流した。

新たに学んだ点:
・タスクの優先順位を付けること自体が難しいタスク。
・昔に比べて本を出版するハードルは下がっているため、以前に比べると本の情報の信頼度などは下がっている。

元マイクロソフトの伝説的プログラマーによる時間術の本。
著者の経験談など時間術とは直接関係ない(ように思える)内容も多いけれど、読み物としてはそれなりに面白い。
本書の勧める「ロケットスタート時間術」とは、従来のラストスパート志向とは真逆の方法である。本書のp183より要約を抜粋すると:
・すべての仕事をスタートダッシュでこなして、絶対に終えられる納期を導き出す
・最初の2割の期間を「見積もり期間」としてもらい、実際には仕事の8割を終える
・最初の2割の期間で8割の仕事ができなかったら、期限を延長してもらう
・仮眠を取り、マルチタスクをやめることで仕事の効率を上げる

その他、覚えておきたい点:
・崖を飛び降りながら飛行機を組み立てろ
・困難は分割せよ。「その問題とこの問題は独立している」

2018年12月10日

読書状況 読み終わった [2018年12月10日]
カテゴリ ビジネス実用

世の中では質問力にフォーカスされることが多いけれど、質問よりも答えのほうが実は重要であると説く本。
質問に対して短く単純に答えるだけではだめだということを学べた。が、第3章まで読んだところで挫折。

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