有限と微小のパン (講談社文庫)

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本棚登録 : 5356
レビュー : 447
著者 :
babapさん  未設定  読み終わった 

4+
そう来たか・・・そう来たか・・・。
本作の仕掛けの意外性は『F』以来のインパクトだな・・・。

それにしても面白かった。シリーズ10作面白かった。
前半5作では、萌絵は、探偵役(犀川)が事件に介入するための単なる装置に過ぎなかった。しかし後半では役回りが変わり、単なる装置は探偵役も兼ねることになる。これにより萌絵の回復、成長、覚醒、開放などが端的に描かれ、シリーズの構成としても良い展開であったと思う。故に元々スーパーな存在であった犀川の出番は減るのだが、その存在感だけは常に際立たせて描かれていた。シリーズ最終作でかつての役回りに戻っても、違和感なく読み手を物語に誘うことが出来るのは、そのバランス感覚の賜物である。

レビュー投稿日
2012年11月19日
読了日
2012年11月19日
本棚登録日
2012年11月18日
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