怪盗ルパン奇巌城 (集英社文庫)

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本棚登録 : 162
レビュー : 17
制作 : 江口 清 
babapさん  未設定  読み終わった 

2
初めてのルパンものだったのだが、他の作品にした方が良かったかな。それか他の翻訳にするか。もうさっぱりで。

解説に「作品が読者を掴むかどうかは最初の十頁で決まる。ここに成功すれば、読者は作者の思いのままだ」と著者の言葉があるが全くの同感である。そして本作は成功していない。14頁までを3回繰り返して読んでも状況に不確かな事が多過ぎて入り込めず、ある種の拒絶感さえ感じる。疑問のいくつかは先を読めば明らかになるのだが、腑に落ちるものばかりはなく、新たな矛盾を見つけるに至っては苦笑せざるを得ない。かくしてすんなりとルパン冒険譚に入り込み、楽しみたいという期待は裏切られた。

奥付を見て1992年初版の割には訳が古いなと思って調べたら、元版は1973年の旺文社文庫だった。正直もっと古い印象すらある。手元にあるのは2011年の版のもので、表紙が今風のイラストで訳とのギャップを感じるし、妙にチャラい。既に十数年もジャンプを読んでいない私にとってはこの表紙も無価値だが、写真や年譜等資料が載っているのは○。ただし年譜は見難い。

そもそもなんで○○○○が出てこなきゃならないのか理解に苦しむ。ドラハッパの競演とは訳が違う(古いね)。時代背景? くだらないよ。

レビュー投稿日
2012年6月20日
読了日
2012年6月20日
本棚登録日
2012年6月19日
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