花匂う (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 174
感想 : 15

全集には収録されていない短編ばかりを集めた文庫となっているそうな。
やはり、タイトルにもなっている「花匂う」がよかった。
控えめで無口な三男坊の直弥。
幼馴染の多津が友人と結ばれることになって、
初めて自分の気持ちに気づき、彼の苦悩が始まる・・・

そんな彼のこの言葉が好き
「この世で経験することは、なに一つ空しいものはない、歓びも悲しみも、みんな我々によく生きることを教えてくれる。
大切なのはそれを活かすことだけですよ」

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 小説
感想投稿日 : 2014年3月17日
読了日 : 2014年3月13日
本棚登録日 : 2013年2月5日

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