徹底的に非情でむごたらしいもの、それが戦争。写真で見れば、一目瞭然。どんな理屈も通らない。
「戦争も已む無し」という人は、自分の愛する人たちがこのように無残に死んでも構わない、と自信を持って言えるのか。
チェルノブイリで死にゆく少女の写真も痛ましい。
これらの現場でシャッターを切り、ささやかな日常が無残に壊される現場を世界に知らしめる偉大な仕事をしている広河氏。
理論で戦争や原子力発電を是とする人にまず、見てもらいたい。
それにしても、宗教って何だろう。
パレスチナや中東の写真を見ると、人を救うはずの宗教が、人を殺している。こういうことが起き続ける限り、どんな宗教も信じたくない。
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- 感想投稿日 : 2012年11月13日
- 読了日 : 2012年11月10日
- 本棚登録日 : 2012年11月13日
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