人間の戦場: フォトジャーナリスト広河隆一の全軌跡 (フォト・ミュゼ)

  • 新潮社 (1998年5月1日発売)
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徹底的に非情でむごたらしいもの、それが戦争。写真で見れば、一目瞭然。どんな理屈も通らない。
「戦争も已む無し」という人は、自分の愛する人たちがこのように無残に死んでも構わない、と自信を持って言えるのか。

チェルノブイリで死にゆく少女の写真も痛ましい。

これらの現場でシャッターを切り、ささやかな日常が無残に壊される現場を世界に知らしめる偉大な仕事をしている広河氏。

理論で戦争や原子力発電を是とする人にまず、見てもらいたい。

それにしても、宗教って何だろう。
パレスチナや中東の写真を見ると、人を救うはずの宗教が、人を殺している。こういうことが起き続ける限り、どんな宗教も信じたくない。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2012年11月13日
読了日 : 2012年11月10日
本棚登録日 : 2012年11月13日

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