死刑すべからく廃すべし: 114人の死刑囚の記録を残した明治の教誨師・田中一雄

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  • 平凡社 (2023年4月21日発売)
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貴重なお話だ。教誨師の遺した記録を掘り起こしたもの。法律もきちんと整っていなかった時代、冤罪も多くあっただろう時代に、死刑囚に向き合った宗教家がいた。国家による、いわば理不尽な死を、なるべく受け入れて、心穏やかに最後を迎えられるようにと、心を尽くしてくれたことは救いだ。読み続けるのは辛くて、離脱。教育も受けられず、底辺生活しかできなかった者が、無知ゆえに死刑判決を受けるというのは、読むに耐えない。大逆事件もまた、世紀の冤罪事件として、心に残った。

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感想投稿日 : 2023年11月5日
本棚登録日 : 2023年10月21日

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