なるほど。そうなるか。
命のやり取りにしっくり来る結果なんて無いのかもしれないけど、
なんだか消化しきれないものを置いていかれた感じだなあ。
うぐぐ。
終戦直後の劇的に変わっていく世の中で
何色にも染まらずに役割を終える者と、
汚れにまみれて先へ進む者との邂逅と離別。
最後には命の連鎖なんていささかご都合主義な解釈で
いろんなことを正当化してしまうのだけど。果たしてどうか。
まあ任侠だなんだと言っても
結局は恥をかいてなお生きねばならぬということか。
なんだろ。根底には穢れの肯定がある気がします。
読書状況:読み終わった
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エンタメ
- 感想投稿日 : 2012年3月30日
- 読了日 : 2012年3月30日
- 本棚登録日 : 2012年3月30日
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