機龍警察 未亡旅団 (ハヤカワ・ミステリワールド)

4.23
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本棚登録 : 402
レビュー : 62
著者 :
bandit250fさん  未設定  読み終わった 

堂々のこのミス第5位。
連作にも関わらず、しかも4冊目なのにこの評価!凄いんじゃない?
ドラグーンに乗る搭乗員を順番に紹介するシリーズは終わってどうするのか、と思っていたら自爆をものともしない最強テロ集団「黒い未亡人」が登場。
女だけの戦闘集団、しかも自爆させるのは少年兵(少女)と言う日本の常識では有り得ない、しかし世界の潮流の中で見れば現実に有りうる組織。
これに立ち向かう日本警察、如何に近未来の設定とはいえ描写は難しいだろうな~との危惧をものともしない作者の筆力。
少年兵と戦う搭乗員と整備主任の苦悩が描写されるが特にしつこくもなくサラッと流す。
特捜と外三、神奈川県警、警視庁、と登場部署はやたら多いが最初の登場人物一覧表に戻ることなくスラスラ読める。
なんでかな~と思ったら外三の曽我部さんの如く人物描写・造形が上手いから。馬面が浮かんでくるもんね。突然登場した桂女子も然り、重要人物はチャンと印象に残る。
一方どうでもいい人はホントにどうでもいい役割しか与えられていない。上手いよな~、勿論計算づくなんだろうけど。
アクションシーンは相変わらず素晴らしい。初回は顔見世、2回目は1対1の格闘戦をたっぷり、ラストはビル内での機甲兵装同士の格闘戦、これが凄い。
非常階段の入り口を爆破し廊下を破壊し壁に激突しながら身長3メートルのロボットが暴れまわる。う~ん、見たい!
アクションシーンをたっぷり見せて最後に届くカティアの手紙。ひらがなだけの文章が却ってグッとくる、もう泣ける、泣ける!
「敵」の正体はおぼろげなまま、まだまだ続きそうだけど次回作はどうするんでしょう、敵を強大化するだけだとドラゴンボールになってしまうし。
でもきっと月村さんは、いい意味で期待を裏切ってくれるでしょう、期待度120%です。

レビュー投稿日
2015年2月16日
読了日
2015年2月13日
本棚登録日
2015年2月6日
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