怪獣から読む戦後ポピュラー・カルチャー: 特撮映画・SFジャンル形成史

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  • 青弓社 (2016年10月31日発売)
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5

1954年のゴジラから2016年のシン・ゴジラまでを描く。特撮とは、と言うより空想科学映画とは、に重きを置いた大人の読み物。
公開当時の批評から現在に至るまでの変遷を当時の時代背景を踏まえて解き明かす。
1954年公開当時の批評が批判的な物が多いのに吃驚。確かに終戦後9年、原爆投下後9年しか経ってない時代の空気は我々には判らない。多分2度と判らないだろう。其れでも60年代から堕落した怪獣映画がアメリカ版ゴジラ、パシフィックリムを経て遂にシン・ゴジラで見事に再生した事を好意的に評価している。しかし此れも今現在の評価で有り、もしかしたら30年後には全く違う価値観から酷評されているかも知れない。
評価とは時と共に「移ろうもの」と言う視点が面白い。
「虚ろうもの」と言ってもいい。
さて現在各方面から絶賛中の「シン・ゴジラ」は後世どのように評価されるんでしょうか。楽しみです。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2017年2月5日
読了日 : 2017年2月5日
本棚登録日 : 2017年1月17日

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