▼あらすじ
恩人のマネージャー織部の傍にいる為、自分の気持ちを隠して仕事を頑張る新進イケメン俳優の拝島。なかなか結果がでなくて焦るが…。
***
同作者さんが出されている『ナイショの楽屋裏』という作品のスピンオフらしいですが、そちらは未読のままこっちから先に読了。
まるっと一冊表題作ですが、んー…ページ数使ってる割りにはかなり薄味で、最後の最後まで期待していたエロの方も全くと言って良いほど無かったので個人的には物足りなかったです。
最初、受けが攻めの言葉に対して事あるごとに赤面してるのも何かちょっと引っ掛かってしまって。
女の子じゃあるまいし、普通はそんなに赤面しないんじゃないかな〜…。
あと、受けが攻めに対しての恋心を自覚するのが早くて吃驚しました。
いきなり3年後に飛んでるから余計付いて行けないというか。
その3年間に攻めの事を好きになるエピソードが含まれているんだろうけど、端折られてるから感情移入出来ないし、盛り上がりに欠けるんですよね。
でも、くっ付くまでは長かったので、その辺は最後の最後まで引っ張って正解だったかな、と。短編ならまだしも、あっという間に両想いになってくっ付くんじゃあ、流石に面白くないですから…。^^;
とりあえずこの作品の中で印象的だったのは最後の方で受けが攻めの本心を知る為にカマかけるシーンですかね。
「…俺のこと好きですよね?」って今までの自信の無さが嘘のような堂々とした態度に「おお!」ってなりました。しかも演技だったなんて…!
攻めも騙されたけど私も騙されました。流石、俳優なだけある(笑)
巌流島のお二人も個性的でなかなか面白かったですし、機会があるなら『ナイショの楽屋裏』も読んでみたいです。
あ、因みに『ナイショの楽屋裏』未読でも特に問題無かったので、どっちから先に読んでも大丈夫そうです。評価は★3.5って事で!
- 感想投稿日 : 2016年3月5日
- 読了日 : 2016年3月5日
- 本棚登録日 : 2016年2月27日
みんなの感想をみる