私はしょっちゅう夢を見る人間です。
しかもそれがリアルなものばかりで、
起きた時には一日終えたような気分になることもあります。
この「夢について」は、ひたすら彼女の見た夢の話が並んだ一冊なのだけど
彼女の小説に共通して登場する「よくわからないけれど確かにある何か」、みたいなものがものすごい力で夢を操作していて、
彼女はそれをごくごく普通のものとして受け入れ(既に受け入れるという言葉すら大げさに感じられるほど)ている事実がつづられていて
ぜひ宝物にしたい一冊。
挿絵は原マスミという人が描いており
エピソードの中にもいくつか、このイラストにまつわる話があって
青を中心にした静かなイラストがとっても印象的でした。
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- 感想投稿日 : 2009年3月11日
- 本棚登録日 : 2009年3月11日
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