barubarusanの本棚

8個もレンズがあるメガネ、ちがうよ、ヘンだよ。クモさんにピッタリ！長ーいくつ、だれにピッタリだと思う？
チャーミングな動物たち、抜群のセンスの色合わせの楽しい絵本。ただ、本文の日本語訳が否定的なので読むのに苦しい。もっとページをめくるのが楽しくなる言葉を選んでほしい。

おばあさんが大きなケーキを焼いた。「おじいさん、半分残しておいてね」おじいさんが半分食べたら、犬のジョンがやってきました。「半分残しておけよ」とおじいさんが言ったのでジョンは半分たべました。そこへ猫が…。どんどん小さくなるケーキ。ハラハラしますが、ラストではおばあさんもにっこり。南伸坊さんのやわらかい絵がほのぼのします。

1ページ目に描かれた絵からひとつ選び、その絵の名前としりとりになるものを次のページの絵から選びます。そうして最後のページまでいけるかな？いけなかったら最初のページにもどって続けるよ。
安野光雅さんのおしゃれで温かい絵が素敵です。こんなしりとり絵本、見たことありません。永遠に遊べそう？

わたしが寸でいる7階建てのアパート。ひとつひとつのドアがちょっとずつ違う。よそのドアをみていると、どんな人が住んでいるか、想像しちゃう。吸血鬼かな、海賊かな、音楽家かな？でもわたしの家のドアはふつう。家族もふつう。ホントに？
オシャレな絵とひねった結末が楽しい絵本。ところで、ハムスターは見つかった？

部屋の真ん中にあるこたつ。家族が入れ代わり立ち代わり入っていきます。大晦日から元旦までののんびりとした空気を、こたつを真上から見た構図を活かして描きます。こたつがない家も多くなったと思いますが、ちょっと懐かしく、うらやましい年越しです。

動物をじっと見たら、その動物に見つめ返されることってよくありますよね。なんとも強い眼力の動物たちが魅力的な絵本です。

「とっています」すもうを？ちょうちょを？それともバランスを？「とっています」からはじまることばあそび絵本。

赤いきれいな花をつける椿。甘い蜜をめあてにお客さんがやってきます。小さな小鳥、大きな小鳥、そして人間まで！
椿がレストランだなんて、ビックリです。椿の花をみつけたら、きっとこの絵本を思い出す事でしょう。

ある日1本のせんと1この点が出会った。ふたりで遊ぶといろんなものに変身できる！でも、仲間が増えればもっといいかも！カラフルで楽しい絵本。線と点を並べて遊びたくなりますよ。

夜店ですくった金魚。持って帰って家で飼うことにしたケン。金魚屋さんに水槽を買いに行くと、びっくりするぐらい大きな金魚がいました。「うちの金魚もあんなふうになるのかなあ…」
お祭りのにぎわい、ワクワクした気持ち。持って帰った金魚を飼うこと…。色鮮やかで味のある絵で、子どもの気持ちに寄り添って描かれた絵本。

町の商店街を縄張りにしているどろぼうねこの親分さん。魚屋さんとは顔なじみ。「さんまをぬすんでいっていいかい」ときくと、魚屋さんは「1ぴきだけならいいよ」と気前がいい。ところがある日の天気予報、「晴れのちさんま、ところによりサバ」だって！さんまが降ってくると魚が売れなくなって魚屋さんが困ってしまう。どこでどろぼうねこの親分さん一肌脱ぐことに。
すごい親分さんに惚れてしまいます。

ホームランボールがえんとつから家の中に！ボールは家の中をぐちゃぐちゃにしながら跳ね回ります。そして最後に外に飛び出すと…。
まさに「めいわくなボール！抑えた色味のすてきな絵です。ボールは止まっているような描き方ですが、壊れたり飛び散ったりする物がボールのあばれっぷりを表現しています。

のびる自動車って知っていますか？消防車や高所作業車はよく見かけますが、ほかにもいろいろありますよ。思いがけないところがびっくりするぐらい「のびる」自動車が登場します。リアルだけどちょっと温かい感じのイラストが素敵です。

ヒューイたちはみんなそっくり。見た目も考えることも、やることなすことみーんな同じ。でも一人のヒューイがセーターを編んで着てみたら…、みんなと違う！
ちょっぴりシュールで愉快な絵本。

上の反対はなーんだ？下？正解！　だんだん難しくなるよ。ツイてる、ツイてない。かぶる、ぬぐ。はんぶんもある、はんぶんしかない。わかんなくなってきたぞ。
まるくてかわいい「ヒューイ」たちが考える、なんだかおかしな絵本。

草の間や木の幹、野原や影の中に、なにかがいる。よーく見ないとわかりません。動物たちはかくれんぼが上手です。動物の擬態をテーマにした絵本はたくさんありますが、かなり難易度高めです。虎なんて、あんなに派手なのになかなか見つかりません。答えの提示方法も洒落ています。

しかくいので、本屋さんにいると「ふまれます」、ベッドにいると「まくらにされます」、おもちゃに混ざっていると「つまれます」
白くて四角いものって、いろんなものに見えますよね。クスッと笑える絵本です。

都会に大雨が降った時、大量の水がどこに流れていくか知っていますか？水があふれてしまわないように、都会の地下には巨大な地下トンネルがあるのです。家のそばの小さな溝からだんだん水が集まって、地下トンネルに、そして大きな川へと流れていく様子をわかりやすく教えてくれます。迫力のある絵を見ていると、水の音がきこえてきそうです。

アーモがシチューを作っていると、ミニカーを持った男の子が匂いにつられてやってきました。アーモはぼうやにシチューをわけてあげました。そのあともおいしい匂いは町中に流れて、おまわりさんやホットドッグやさん、タクシーの運転手さん…とうとうアーモのシチューがなくなっちゃった！すると…。
シチューの匂いが漂ってきそうな絵本です。

黒いページに四角い穴。そこからのぞく果物なんだ？台詞のない絵本。荒井真紀さんの超リアルな、おいしそうな絵の魅力爆発です。後ろから読むとまた楽しい。傑作！

おばけのジョージーが大活躍するクリスマス絵本。クリスマスの前の日、いつも不機嫌なグロームズさんのところにおいっことめいっこがやってきました。子どものころプレゼントをもらえなかったグロームスさんはクリスマスがだいきらい。子どもたちはグロームスさんのためにサンタさんに手紙を書きました、それを知ったおばけのジョージーは、いいことを思いつきましたよ。
あたたかい絵でにっこり笑顔になれる絵本です。

レミーおばあさんの家には大切にしている小さなタンスがありました。一番下のひきだしには、空き瓶や空き箱、リボンなどが入っていました。レミーさんは、時々この引き出しから何かを持って行ってはまた使うのです。小さなチョコレートの箱は、自分だけ残されてしまい、悲しくなりました。ところが…。
結末に思わずにっこり。拍手喝采です。

「おとうふ1ちょう買ってきて」ケンちゃんが、スーパーで買い物をすませて帰ろうとすると「もう１ちょう買ってきて」とお母さんから電話が。めんどくさいので「重くて持てないからだめ」と断ると、お母さんはふたごの妹に「1ちょうじゃ足りないからもう1ちょう買ってきて」とたのみました。「1ちょうじゃたりないから2ちょうだよね」と、それぞれ2ちょうかいました。…どんどんふえるおとうふ、ドキドキしてしまいます。

うさぎの男の子オーソンは木の上にすてきな小屋を持っています。クリスマスが近いある日、近所の幼いこうさぎたちが、オーソンの小屋にやってきて、とうさんやかあさんにないしょでクリスマス・パーティを開きたいから手伝って、というのです。さあ、オーソンもこうさぎたちも大忙しです。間に合うでしょうか？
小さい子たちにやさしいオーソンがすてきです。そしてツリーハウス！わくわくしますね。