煌 (文芸書)

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本棚登録 : 73
レビュー : 6
著者 :
bashomidoriさん 小説:時代   未設定

『耳がきいんと鳴っている。
煙が切れて、源兵衛の目に夜空が映った。
片瀬さま、ごらんいただけましたか。
訊ねかける声は、そのまま天へ吸い込まれていく。
深い闇が、ただ広がっている。
返ってくる声がなくても、己はこれからも声を送り続けることだろうと源兵衛は思った。
そうやって、この先も歩いていくのだ。胸に生きる、友とともに。
                          
                   文 安政二年(1855)』
花火に纏わる時代小説短編集。
冒頭の一編からぐるっと最後につながっていく。
東北大震災の被災者への思いが書かせたのだろう。泣けた。

レビュー投稿日
2018年11月15日
本棚登録日
2018年11月15日
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