覇王の死 二階堂蘭子の帰還 (講談社ノベルス)

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  • 講談社 (2012年2月7日発売)
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異国での人狼城事件の後、行方が分からなくなった蘭子が帰国。あの魔王ラビリンスとの新たな戦いを迎えることになる。......資産家、邑知家の莫大な財産を求めて尾崎智仁に成りすました青木俊治。しかし、赴いた先の村では既に不穏な空気が漂っていた。おかしくなる村人たち、連続殺人、魔王からの殺人予告。外界から閉ざされ因習が残る村で蘭子は真相に辿りつけるのか。__あの蘭子の事件というので勢い勇んで読み始めたが、村で起こる事件が多すぎて、蘭子登場までなかなかのページ数を重ねていった。やっと出てきたかと思ったら、事後の情報ばかりの、安楽椅子探偵に似ている感じで行動する蘭子に、少し気持ちをそがれてしまった。次作に期待したい。

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感想投稿日 : 2012年8月9日
本棚登録日 : 2012年8月9日

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