課の教育資料につかえないかと思い購入。
何億円規模の案件を扱う際に、調達部門のスタッフとして最低限、クリティカルパスとPERT法程度は理解しておいてほしいが、なかなか良いテキストが見つからない。本書の一節がクリティカルパスメソッドに触れられており記載も平易なので勉強会に使えると思う。
ところで蛇足かもしれないが「クリティカルパスとPERT法程度は理解しておいてほしい」というのは日本のメーカーへの皮肉でもある。日本の会社は凄まじくプロジェクト管理が下手である。アメトーークで「運動神経悪い芸人」というシリーズがあり、私も大好きなのだが、日本のメーカーのプロジェクト管理はあのレベルだと思っている。
自分の経験上、何度も死ぬような目にあっているし、何億もの損失を叩き出すのを見てきたのでせめて、日程管理くらいしっかりやれよと毎回思うのだが、なぜか技術部門が主幹する日程表は横バーのみのものが多い。日本のメーカーはこのあたりにいい加減に気づいて、プロジェクトの管理権限を生管か調達部に渡せばいいのに、と思う。
読書状況:積読
公開設定:公開
カテゴリ:
プロジェクトマネジメント
- 感想投稿日 : 2018年4月14日
- 本棚登録日 : 2018年4月14日
みんなの感想をみる