すごく良かった〜。
ファンタジー?メルヘン?なんと言えばいいか分からないけど、ふんわりした感じの話。青山美智子さんの『鎌倉うずまき案内所』もそうなんだけど、古都の鎌倉、京都なら不思議な事が起こりそう。小さな路地に入ったら違う世界にいた、的な不思議な事。京都が舞台だから勝手に『和』をイメージして読んだけど、『洋』だった。
現実で起こっている主人公の悩み、問題を猫が『星詠み』をして的確にアドバイスしてるから面白い。「迷子になった時は立ち止まって地図を確認するの。自分を知って、認めてあげないと、そこから一歩も動けない」この文章が私には響いた。その通りだと思う。
『芹川瑞希』繋がりで話が進んでたから、てっきり彼女がキーパーソンかと思ってたけど、違った。最後まで読んで全部分かった時、すごいと思った。そして感動だ。色んな所でヒントがあったんだけど、最後で気持ちいいくらいに繋がった。
読了後は優しさに包まれた。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2022年9月30日
- 読了日 : 2022年9月30日
- 本棚登録日 : 2022年9月30日
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