樋口作品はミステリばかり読んでいたので、
こういう酸っぱいテーマの作品は新鮮(^ ^
登場人物が、みな世を拗ねていたり、
何かから絶賛逃避中だったり、
はたまた問題を抱えていたりと、で
「普通の人」が出て来ない気が(^ ^;
でも、誰もが皆「リアルな生」を生きていて、
もしや世の中に普通の人などいないのでは、
と思ってしまう危険な作(^ ^;
恥ずかし気もなく断言してしまうと、
主人公二人の「純愛」がテーマの作品。
二人をはじめ、周りの人間みながひねくれてるので、
とてもじゃないが話は一筋縄で進まない。
でも、本当に男女が惹かれ合うということ、
好きになるということ、もっと単純に
相手と一緒にいたいと願う気持ち...
ひねくれている筈の主人公二人は、
実は自分の思いに対しては
悲しい程ピュアだったりする。
だけど、と言うか、だからこそと言うか、
自分たちで問題を生み出したりもするが(^ ^;
いや〜、何か、若いというのも
悪いことばかりでもないね〜(^ ^
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
青春もの
- 感想投稿日 : 2014年9月25日
- 読了日 : 2014年9月23日
- 本棚登録日 : 2014年9月22日
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