1964年東京オリンピック開催を実現させるために、まさに命がけで挑んだ二人の男。
元新聞記者と政治家。別々の世界で生きていた二人の想いが重なり、夢がかなったその日、日本は新しい時代へと歩き始めた。このオリンピックを機に今では当たり前になっているいろんなことが始まったと知って驚く。
もはや戦後ではない、という言葉が現実のものとして感じられた1964年10月10日。その日のためにどれだけの困難と苦労があったことか。教科書で軽くなぞっただけの戦前戦後、そして19年間の日々を興奮しながら読む。時代が変わるその時に生きた人々の思いの強さと熱さ、それは今の日本に欠けているものなのかも。
読書状況:読み終わった
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2016年4月
- 感想投稿日 : 2016年4月30日
- 読了日 : 2016年4月30日
- 本棚登録日 : 2016年4月30日
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