なんと16年ぶりの続編だとっ!お帰り!待ってたよ!!
読み始めて思い出した。私はモリミーのこの世界感がすごくすごく好きだったのだ。
腐れ大学生たちがむさくるしい下宿に集いあーだこーだそーだどーだと青春の貴重な時間を無為に過ごす日々のなんとあほ臭い事かっ!!いや、素晴らしい事かっ!!
しかも今回はタイムマシーンがやってくるだとっ?文明の利器と決別したような生活をしている彼らに、タイムマシーンだとっ?許せぬ!決して許せぬっ!
なんてことを考える間もなく、一ページ目からとにかくノンストップの四畳半ワールド全壊、あ、いや全開。
16年経っても大学三年生の私と小津、そして相変わらずの明石さんや樋口師匠やその他もろもろ。そこにやってきた〇〇人!うはー。
SF的見地から言うとありえてはいけないタイムパラドクス的あれこれが起こっているのだろうが、そんなこたぁどうでもよい。
クライマックス「お前だったのかっ!」「そういうことだったのか!」「んなあほな!」という怒涛の連続技、そして感動の涙!そう、まさかの感動の涙だ!!いやぁ、よきかなよきかな。
四畳半神話大系の暑苦しさに「モリミー苦手」なんて言ってた清純派のみなさんも、これは絶対楽しめる。
さぁ、四畳半から宇宙の危機を救いに行こう!!!
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
2020年7月
- 感想投稿日 : 2020年7月30日
- 読了日 : 2020年7月30日
- 本棚登録日 : 2020年7月30日
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