螺旋プロジェクト
おおおお、これぞ伊坂幸太郎だ!と納得の一冊でした。
Aは○であり、Bは△である。と思わせておいて、実はAが△でBが○で…と思いきや、実はAは◎でBは▽だった、というような。
これとてもわかりにくいたとえなんだけど、なんとなくそんな感じ、うまく言えないけど。
そして時を超えて全く別の物語が繋がっていくあの感じが大好きな伊坂ファンにはたまらん一冊。
新幹線の中でのくだりの種明かしは、んなあほな!と突っ込みながら笑っちゃいました。それと小さいんだか大きいんだか、という嫁姑戦争の「理由」に、ほっほぉ、とうなずいたり。
先が気になるのでどんどん読み進めて行っちゃうんだけど、伊坂さんの小説は二度目がおいしいので。
じっくりといろいろ拾いながら読む、二度目のおいしさよ。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
2019年4月
- 感想投稿日 : 2019年4月13日
- 読了日 : 2019年4月13日
- 本棚登録日 : 2019年4月13日
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