ツバキ文具店

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本棚登録 : 4175
レビュー : 541
著者 :
べあべあべあさん 2016年4月   読み終わった 

読みながら少しずつ私の心と身体の中が、何か温かいもので満たされていくのを感じた。
遠い昔にどこかで失くした小さな宝物のような、そんな大切ななにかで満たされていく。
そして、最後の最後に、その温かいものたちが私の瞳からあふれだし、声をあげて泣いてしまった。
あぁ、そうだ。この温かさは懐かしさであり忘れてはいけない人への想いだったんだ。
もう2度と会えない人に、あのとき伝えられなかった言葉。もしも少しだけ時間がずれていたら、もしも奇跡が起こっていたら、もしも…
そんなもしもに押しつぶされるように心から押し出して見ないようにしていた想い。
どうせ伝えることなんてできないのだからと忘れていた想い。
そんな想いたちを手紙に書きたい。いつか私も歳を取ってここから去る時が来たら、一緒に持って行こう。
長い長い手紙を書こう。ありったけの思い出を書こう。そして「ありがとう」の言葉を最後に添えて。

レビュー投稿日
2016年4月22日
読了日
2016年4月22日
本棚登録日
2016年4月22日
7
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