シュガーアップル・フェアリーテイル 銀砂糖師と虹の後継者 (角川ビーンズ文庫)
- 角川書店(角川グループパブリッシング) (2012年7月31日発売)
最後直前まで、今までで一番いいんじゃないかと思ってたのに!!
ミスリルは私も大好きだし、出来る事なら最終巻まで生きていてほしいよ?
でも、人間も妖精も、時間は等しくなくても、それぞれ寿命があって、皆最後は死ぬのに
私たちが医療で命を繋ぐ様に、砂糖菓子で命を少しでも延ばすのは分かるけど、生き返らせ様なんて!!
折角妖精達が彼らの未来と、何十年、何百年という先の妖精達の未来に希望と夢を持って、人間に歩みよってくれて
少しずつアンとシャルとその周りの人達の理想が形を紡ぎだしたのに
ミスリルのことはとっっっても悲しいけど、直前までの感動を返して!
どうしても根底に人間と妖精の上下関係がある条件下でアレル達の言葉が約束という言葉から信じるに変わって
妖精だからこその技術を身に付け、披露して
人間の職人にそのすごさを分かってもらえて
見習いとして見てもらえて
ノア達が楽しそうにはずみ車を回しながら、妖精の歌を蘇らせて
仕舞いにはシャルが漸く想いをアンに告げた矢先のこれか
でも、出来る事は全てしてあげたいというアンの気持ちも分かる
可能性があるならば敵陣にだって乗り込むという強い気持ちはすごいと思う
でもなぁ・・・悲しいけど、現実を受け入れないと
それともラファルのようにミスリルも元気になってしまうのか
ラファルも十分ずるいけど、生き返ることに代償があるか
ミスリルだけじゃなくてルルとか寿命が近づいてる妖精達皆が生き返るなりぐっと元気になるなりの平等さがないとだめなんだからね
それにしても、表紙のミスリル、自分の羽縛ってるんだけど、それさ、体痛くないの?
やっぱり突っ込まずにはいれないわ
- 感想投稿日 : 2014年2月8日
- 読了日 : 2014年2月8日
- 本棚登録日 : 2014年2月8日
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