伯爵と妖精 永久の想いを旋律にのせて (コバルト文庫)

著者 :
  • 集英社 (2010年7月30日発売)
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感想 : 37
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今回はまた切なくて苦しいお話だったな
エドガーとリディアも、ナックラヴィーの弟も

リディアの悩みは一人の女性としては辛いことかもしれない
でも前の話で、全てを与えきれなくてもエドガーの側に居るのが何よりだって気付いたくせに、どうしてすぐ相談しなかったのか・・・
まぁこの時代、いろいろとはしたないやら階級相応じゃないやらいろいろと堅苦しいしね、世継ぎ問題って重いだろうから仕方ないのかもだけどさ・・・
一方エドガーもエドガーでリディアを一緒に地獄へは連れていけないとかまた葛藤してるし まぁでもこっちは思い切るには難しいか
もうとにかく二人の誤解、すれ違いが切ない
想い合ってるだけじゃ足りないんだよね

ナックラヴィー兄弟のお母さんはお母さんでまたすごく強い人だよね
ナックラヴィーの子を宿しても、人間の血が流れ、魂を持っているかもしれないと思って 憎くても愛してもいたんだろうな

今回はまたアーミンがいろいろと裏で動いていて、正直イライラする
エドガーのためにと思いながら、正直どこまでエドガーのためになるのか分かってない感じ 分からないなら余計なことするなって感じ
スパイ活動してみたりして・・・利用してるようでされてる感満載
エドリディに迷惑かけ過ぎもいいとこだ
ケルピーが言うように、相手の安全と幸せを思った時、すべきことは重ならないことがあるから仕方のないことなのかもしれないけど
それにしてもなんというか・・・

今回はまた気になるところで終わってるけど、アーミンが今使えてるのはフランシスなの??
彼が人間じゃないっていうのは思い出したけど、その辺りがまだ曖昧
それとエドガーがプリンスになることの利点ってこちら(青騎士/エドリディ)側には何かあるんかなぁ

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: Book♪
感想投稿日 : 2012年7月7日
読了日 : 2012年7月7日
本棚登録日 : 2012年7月7日

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