神秘の短剣 (ライラの冒険シリーズ (2))

  • 新潮社 (2000年4月1日発売)
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本棚登録 : 429
感想 : 51
4

ライラの冒険シリーズ2作目。
本作は我々の世界に住む少年と彼が手に入れた何でも切ることのできる神秘の短剣がメインのお話。
私達の世界の住人であるウィルの生い立ちが複雑すぎて共感しにくかった。

ライラの"人殺しは、仲間にするに値する"っていう考えはどうかと思った。
イオレクは人殺しかもしれないけど、人じゃないし。

テキサスの気球乗りは死に、物語には神々の創造物"天使"などが登場し、魔女に昔から伝わるライラの隠された名が明かされる。
どんどん宗教色が強くなるなという印象。
私のように宗教に疎くても十分楽しめますが、映画が宗教理由で叩かれたのは少し納得かも。

真実を語る羅針盤を持ちコールター夫人にさらわれたライラと、神秘の短剣を手に入れ天使と対峙したウィル。次の最終巻は細かく覚えてないので読むのが楽しみです。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 小説
感想投稿日 : 2013年5月13日
読了日 : 2013年4月29日
本棚登録日 : 2012年12月30日

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