可もなく不可もなく、いつのまにか年齢を重ねて、ただただ過ぎ去っていく日常。日々の暮らしに潜む、漠然とした不安、怖れ、寂しさ、せつなさ、やるせなさ・・・・・そんな言葉にならない感情の機微が、ひとつひとつのお話にぎゅぅっと凝縮されています。
川上さんらしい、静かなふんわりした浮遊感をともなう文体。掌編であるだけに、なおさらしんみり胸に迫ります。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
日本文学
- 感想投稿日 : 2010年3月25日
- 読了日 : 2010年3月25日
- 本棚登録日 : 2010年3月25日
みんなの感想をみる