ジョルジョ・モランディ-人と芸術 (平凡社新書)

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本棚登録 : 50
レビュー : 8
著者 :
べそかきアルルカンさん 美術   読み終わった 

〝静寂〟〝静謐〟〝ストイック〟等々・・・モランディの作品を目にしたとき、誰もがこのような印象を持つのではないでしょか?また、ピカソやデュシャンと同時代に生きた画家が、イタリアの片田舎ボローニャで、瓶や壺を並べただけの、ごくありふれたモチーフをなぜ繰り返し描き続けたのか?という疑問も、誰もが抱くものではないでしょうか?
その答えがこの本の中にありました。モランディという画家は、ずっと気になる存在でしたが、実のところ本書を読むまで、何もわかっていませんでした。一見したところ同じように見える絵でも、実は作品によって様々な工夫や試みがなされていたようです。過去を破壊し、生涯にわたって次々とスタイルを変化させていったピカソのような派手さも、また世間が喜びそうな芸術家らしいスキャンダルにも縁はありませんでしたが、僧院のような慎ましく静かなアトリエで、モランディは美術史に残る仕事を成し遂げていたのですネ。その証拠に、彼の仕事は現代美術にも多大な影響を与えたようです
偶然ですが、ちょうど昨日から、兵庫県立美術館でモランディの展覧会が開催されています。あらためて、じっくり鑑賞してみたいと思います。


べそかきアルルカンの詩的日常
http://blog.goo.ne.jp/b-arlequin/
べそかきアルルカンの“銀幕の向こうがわ”
http://booklog.jp/users/besokaki-arlequin2

レビュー投稿日
2015年12月2日
読了日
2015年12月2日
本棚登録日
2015年12月2日
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